
当社にお仕事探しの相談に来られる求職者の方のなかで、これまでの退職理由や今のお仕事を辞めたい理由に
「事前に聞いていた業務内容と違った」
ということを挙げられる方は、多くいらっしゃいます。
何事も、始める前と後でイメージが違うのはよくあることです。
仕事においては、イメージが違っていたとしても継続できるプラスの理由があれば良いのですが…(自分が興味のある内容だった、大きなストレスなくこなせる、キャリアアップに繋がりそうでモチベーションが保てるなど)
どうしても難しい場合もあると思います。
今回の記事では、事務職を例に、業務内容・業務範囲とはどういうものかを説明します。
また、事前のイメージとのギャップをできるだけ小さくするために役立つアドバイスを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
~目次~
1.『業務範囲が広すぎる・曖昧?』正社員の業務範囲とは
2.事務の仕事内容とは
3.福井県の事務職事情
4.『業務範囲を明確に!』派遣社員の業務範囲とは
5.自分がやりたい業務をやる!事務職の派遣社員に転職した成功事例
6.規定外の業務を頼まれた時の対処法
1.『業務範囲が広すぎる・曖昧?』正社員の業務範囲とは
まずは、正社員の業務についての説明です。
正社員は雇用期間の定めがなく、定年まで働けるのが一般的です。
しかし、安定が保障されているかわりに、会社を維持存続・成長させることの責任が伴います。
日々のルーティン業務に加えて、プロジェクトの管理や部下の育成を任されることもあるでしょう。また、全く違う部署の業務を指示されるされることもあるでしょう。
もちろん、自身のスキル・適性・キャリアビジョンなどから、上司に業務内容の相談をすることもできますが、基本的には指示された業務を断ることができないのが正社員です。
こちらの記事もご覧ください。
2.事務の仕事内容とは
次に、事務職の職種についてお話していきます。
皆さんは、『一般事務』と聞いて、どのような仕事内容を思い浮かべますか?
電話や来客の応対、データ入力、書類作成…
思い浮かぶ内容は人それぞれだと思います。
ここで注意したいのが、自分が想像する一般事務の範囲と、実際にその会社で働く時の一般事務の範囲について、ギャップがあることが多いということです。
「簡単なデータ入力だろうと思って応募したら、実際は経理データの入力で、簿記の知識が必要だった…」
「電話対応があるとは聞いていたが、ほぼコールセンターのように電話メインの業務だった…」
これらは実際に当社に相談に来られた求職者の方の具体的な声です。
このように、正社員であるがために自分のイメージと違う業務を指示されても断れなかったり、事務などその職種が指す業務範囲が曖昧で幅広いために入社前と後でギャップが生じたりします。
3.福井県の事務職事情
ここで、福井県における事務職の事情をお伝えします。
大企業や都市圏の会社の事務職は、複数の部署に分かれていることが多いです。経理部門が会社の日々のお金の流れを管理し、人事部門が採用業務や教育・評価制度を担当しています。
しかし中小企業は事情が違います。1名ないし数名の事務スタッフが、業務を区切ることなく様々な役目を担っています。
福井県は、中小企業の比率が全国より高く、大企業と言われる会社は30社程度しかありません。99%以上が中小企業です。
福井県で、特に未経験の方が事務職にチャレンジしようとする場合は、事前に業務内容・業務範囲をしっかりと把握しておく必要があります。
こちらの記事もご覧ください。
4.『業務範囲を明確に!』派遣社員の業務範囲とは
しっかりと定められた業務範囲のなかで働きたい方や、未経験から事務職にチャレンジしたい方は、派遣社員という働き方がおすすめです。
まず、気になる求人があったら、応募の前に派遣会社の人材コーディネーターから詳しい説明を受けることができます。そして、担当コーディネーターが同行し職場見学をします。
仕事内容や会社の雰囲気など気になることは、就業を決断する前に担当コーディネーターを通して確認することができます。
当社キャリアネットワークは、求職者の方の不安ができるだけ解消されるようにサポートします。就業前に気になることや迷っていることは、何でも相談してください。
そして、派遣社員として働く場合、業務内容は契約書によって定められます。定められた部署での仕事を、定められた曜日・時間で従事します。
こちらのページもご覧ください。
※ワンポイントアドバイス※
ハローワークや求人サイトから自分で応募する場合は、履歴書と職務経歴書を求人企業に提出しなければなりませんが、派遣の求人に応募する場合は書類の提出は不要です。
(求人企業が派遣社員に履歴書などの提出を求めることは、法律で禁止されています。)
派遣会社が、登録面談時のヒアリング内容を元に『スキルシート』と呼ばれる書類を作成し、個人を特定しない形で求人企業に応募者の概要をお伝えします。
応募のハードルが低くなるので、書類の作成に時間をかけられない方や、スキルや経験を自分の言葉で伝えるのに難しさを感じている方にも、派遣という働き方はおすすめです。
5.自分がやりたい業務をやる!事務職の派遣社員に転職した成功事例
当社キャリアネットワークが支援し、自分の希望する業務範囲で働けるようになったCさんの事例を紹介します。
Cさんはハローワークの紹介で、自宅近くのとある商社の事務職に応募しました。
運良く内定をもらって働き始めたのですが、日が進み業務に慣れていくにつれ、あれ?と思うことが増えました。
取引先にプレゼンするための資料作りのみならず、取引先に出向いてのプレゼン自体もお願いされたり、業務時間外の夜に取引先の接待に呼ばれたりすることが増えてきました。
ハローワークの求人票には『一般事務』としか書いておらず、ここまで業務内容が広範囲に及ぶことは、Cさんは想定していませんでした。
取引先を直接相手にするプレッシャーや、帰宅時間が遅くなり生活リズムが崩れることに悩んでいたCさんは、キャリアネットワークに相談に訪れました。
担当コーディネーターからとあるIT企業の事務職を紹介され、派遣社員として働き始めました。そこでは、Cさんが得意とする仕事に専念することができています。
「IT企業で、各部門や事業のデータを集計する部署で働いています。数字と向き合ったり資料を作成したりすることは好きだったので、その仕事に集中できるのは私にとって幸せな環境です。」「接待に呼ばれることもなく、ほぼ定時で帰ることができ、ワークライフバランスが保てています。ちょっとした悩みを担当コーディネーターさんに相談できるのも嬉しいです。」とCさんは話してくれました。
6.規定外の業務を頼まれた時の対処法
先ほどお伝えしたように、業務内容が契約書によってきちんと定められているのが派遣社員ですが、派遣先(就業している会社)からそれ以外の業務をお願いされることが無いとは言い切れません。
もし派遣先から規定外の業務をお願いされ、自分で判断できないときは、派遣元(キャリアネットワークなど自身が所属する派遣会社)の担当者に相談しましょう。規定外の業務を行っていてミスがあった場合、大きなトラブルにつながってしまうこともあります。
キャリアネットワークは、働く皆さんの声を大切にしています。就業する派遣スタッフ、派遣先企業、双方の意見を丁寧にヒアリングし、より良い解決策を探します。
いかがでしたでしょうか。
仕事の内容や働き方について、もやもやした気持ちを抱えている方は、一人で悩まずキャリアネットワークにご相談ください。
これまで支援してきた方々のたくさんの事例をもとに、あなたの希望に合った働き方を提案させていただきます。
人材コーディネーター 西川
~関連コラム~
~この記事に関連するページ~
#福井 #転職 #事務 #事務職 #求人 #仕事