営業職ってどんな仕事?~種類や仕事内容、福井県における営業職~

2024.09.19
コラム

業界問わず幅広く募集がある『営業職』。求人を目にする機会は多いと思います。

「やりがいがありそう!」「大変そう…」など、『営業職』に対するイメージは人によってさまざまです。

 

今回の記事では、営業職の仕事内容や種類、適性がある人の特徴、未経験から営業職のお仕事を始めた方の事例を紹介します。

営業職に対して興味がある方も、興味はあるけれど不安を抱えて一歩が踏み出せない方も、ぜひ読んでいただければと思います。

 


~目次~

1.営業職ってどんな仕事?

2.営業職の種類、仕事内容

3.営業職で働くメリット

4.福井県における営業職の求人について

5.営業職に適性がある人の特徴

6.未経験から営業職のお仕事を始めた方の事例


1.営業職ってどんな仕事?

営業職とは、顧客に価値を提供して対価を得る仕事です。

顧客のニーズや課題の解決に応える自社の商品やサービスなどを提案し、購入してもらうことで自社の売上に貢献します。

もっと簡潔に言えば、『会社の利益を上げる仕事』

業界を問わず企業活動において欠かせない存在として、多くの企業で求められています。

 

自社の商品やサービスを売り込む仕事というイメージが強いですが、顧客が抱える課題に対する解決方法を一緒に考え、それにふさわしい提案をするのが営業職です。

 

2.営業職の種類、仕事内容

同じ営業職でも業界や取り扱う商材、営業方法によってさまざまな種類があり、仕事内容は大きく異なります。

 

【営業相手による分類】

◆法人営業

法人(企業)に対して営業活動を行います。産業用機械や資材といった有形商材のほか、企業保険や広告、IT関連や金融関連の商材など、無形商材も多いです。

個人営業に比べると、より高度な専門的知識や問題解決能力が求められるのが特徴です。成約すると高額な大規模契約につながることも珍しくありません。

 

◆個人営業

個人消費者や家庭を対象とした営業スタイルで、金融や車、不動産、ネット回線など、生活に直接関係する商品を取り扱うのが一般的です。

個人営業では、営業相手となる個人の判断が購入の決め手となります。そのため、個人営業職には、営業相手と信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルや人柄の良さが求められます。

 

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【営業方法による分類】

◆新規営業

新しい顧客を開拓・獲得するのが新規営業です。営業職のイメージとして定着している「飛び込み」「テレアポ」などが該当します。契約成立に至るまでが難しい傾向にあるため、忍耐力や諦めない粘り強さが必要となる可能性もあります。

 

◆ルート(既存)営業

ルートセールスや御用聞き営業と呼ばれることもあります。すでに取引をしている顧客に対して、納品の際に新たな商品の情報を提供したり、ほかのニーズや課題がないか確認したりすることによって新たな契約につなげていきます。

 

◆インサイドセールス

見込み顧客に対し、電話やメール、Web会議システムなどを用いて営業活動をする手法です。営業職は外勤が基本ですが、インサイドセールスは顧客と直接会うことがなく、時間や場所にしばられない営業活動ができるため、働き方改革の一環として注目を集めています。

 

◆反響営業

インターネット、テレビ、ラジオ、新聞やダイレクトメールなどのメディアを通して広告宣伝をし、それに興味を抱いて問い合わせをしてきた人を見込み客とみなす営業方法です。ターゲットを絞ってから営業をするので、ほかの営業方法に比べて成約までの営業活動を効率化できる点がメリットです。

 

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【営業形態による分類】

◆メーカー営業

自社製品を販売する営業のことです。多くの場合が、法人に対して営業を行います。自社製品の特徴や他社との違いを伝えたり、顧客の要望をヒアリングしたりするのが仕事です。

 

◆代理店営業

自社製品や商品を販売してくれる販売代理店にアプローチを行う営業のことです。販売代理店の新規開拓や既存の販売代理店に対するサポート、営業同行などが主な仕事内容となります。

 

◆商社営業

他社の製品やサービスを販売する営業のことです。代理店営業と同じような役割を担っていますが、取り扱い商品の幅に違いがあります。商社営業では、食料や衣類、機械製品などの幅広い製品・サービスを取り扱っており、さまざまな業界の知識が求められるのが特徴です。

上記の他にも、メーカーなどにおいて海外の企業や販売代理店とやりとりをする『海外営業』や、製薬会社などにおいて医師や薬剤師などの医療関係者に対して自社の薬に関する情報を提供する『医薬営業(MR)』といった種類も存在します。

求人においては、上記のような『〇〇営業』というような表現をせず、例えば『セールススタッフ』『サービス担当』『コンシェルジュ』のように、会社が独自に別の言葉で言い換えた募集もみられます。

 

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3.営業職で働くメリット

ここでは、営業職で働くことによって得られるメリットや、おすすめできるポイントについて紹介します。

 

◆コミュニケーション能力が身につく

営業スタッフは、顧客から信頼を得て、良い関係構築をする必要があります。交渉を上手く進めるには、相手が抱える悩みや課題を察知し、解決できる提案をしなければなりません。

時には、取引先企業の決裁権を持つトップの人物とも接する機会があるでしょう。

加えて、社内でも仕事の調整を行うなど、コミュニケーションを頻繁にとる仕事です。

経験を積むうちに相手の立場を考慮した思考が身につき、話術だけでなく、課題発見能力、ヒアリング能力なども磨くことができます。プライベートでも役立つスキルです。

 

◆人脈を広げることができる

営業職は、社外の人との交流を持つことが多い仕事です。そこから思いがけないコネクションが生まれることがあります。

人脈が広がることで、自身の将来に何かしら役立ったりビジネスチャンスが生まれたりするのも営業の醍醐味です。

 

◆成果主義の意識になる、努力次第で高収入が得られる

営業職は達成率が定量化されるため、会社側としては業務評価がしやすいのが特徴です。

そのため年齢に関係なく評価され、高い評価をあげればインセンティブやボーナスを多く得られるなどのメリットもあります。

思うように成果が上がらないことがあっても、上司からのアドバイスを受け、自分自身のスキルアップ、日々の行動の改善などを積み重ねることが必要です

なんとなくの意識ではなく、成果につながるかどうかの意識を持って仕事を行えることは営業経験を通して得られる大きなメリットと言えます。

 

◆転職に役立つ

ほとんど全ての会社に営業部門が存在します。営業職で積み上げた経験は他業種や他職種でも活かせることが多く、一般的に転職しやすい傾向があります。

コミュニケーション能力や論理的思考力、分析力などは、他の職種や業界で働く上で大事な資質となるため、新しいキャリアを築きたいときに役立ちます。

さらに営業職として達成した成果は数字としてわかりやすいため、転職を考える際などにも強みとして相手に伝わりやすくなります。

 

上記のようなメリットの裏に、スケジュールが顧客の都合に左右されるためプライベートの時間が取りづらかったり、ノルマや売上目標のプレッシャーがキツいと感じたりするデメリットもあると思います。

もちろん、これらの要素をどう捉えるかは人それぞれです。自分が人生において何を大切にしたいか、どうなりたいかを考え、イメージをもって転職活動に臨んでください。

4.福井県における営業職の求人について

福井県は製造業や繊維産業が盛んな地域であり、これらの産業を支えるための営業職の需要が高いです。

特にBtoB営業(企業間取引)が多く、機械や部品の技術営業では、製品の機能や技術的な仕様を詳しく説明し、顧客が必要とする技術ソリューションを提供します。

 

また、福井県では公共事業や住宅建設、工場や物流施設の建設需要が安定しており、建設業界の営業職の求人も継続的に存在しています。

さらに、IT業界の成長に伴い、県内でもITやソフトウェア関連の営業職の求人が増えています。

 

上記にとどまらず、金融機関、不動産、自動車、再生可能エネルギー技術を扱う企業など、あらゆる分野の営業職の求人があります。自分が興味を持てる商材や、それに近い商材を扱う会社が見つかるよう、福井転職支援センター『福てん』がサポートいたします。

 

福井県での営業職は、地元企業と密接に関わる機会が多いため、地域社会への貢献を感じられるやりがいのある仕事です。

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5.営業職に適性がある人の特徴

営業職は、コミュニケーション能力などの基礎的なスキルも大事ですが、下記のような特徴を持った人が適性があると考えます。営業スキルは、主体的に業務をこなしていく中で自然と身につくでしょう。

「自分は人と話すのが下手だから…」などと不安に思わずに、まずは、自身の性格やこれまでの経験を振り返ってみてください。

 

★人の役に立ちたい気持ちがある

一番大切なのは、「人の役に立ちたい」という思いがあることです。

顧客が抱えている課題を、自分の会社の製品やサービスで解決に導くことができれば、顧客も自社もWin-Winの関係となり、とても喜ばしいことではないでしょうか。

 

★人が好きである

営業活動では、さまざまな顧客と接します。顧客一人ひとりの情報や特徴をしっかりと記憶し、スムーズな会話を行う必要があります。

人が好きで、人に興味がある。記憶力が良い方は、営業職に適していると言えます。

 

★人の話を聞くことが得意

聞き上手であることは、話し上手であることよりも、営業職においてとても大切な要素です。自分の会社の製品やサービスを売り込む前に、顧客の課題やニーズを把握しなければ、顧客の心に刺さる提案はできません。

 

★自ら調べて動ける

日々変化する顧客のニーズに応えるためには、常にアンテナを張り、商材や世の中の動きに関する情報を収集する能力が必要です。

行動力が高くフットワークが軽い人も、営業職に適しています。顧客から受けた連絡に素早く対応できれば、信頼を得やすくなります。

 

6.未経験から軽作業を始めた方の事例

福井転職支援センター『福てん』が支援し、未経験から営業職のお仕事を始めたEさんの事例を紹介します。

 

アパレルショップで接客・販売をしていたEさん。(20代後半・女性)

結婚を前に、パートナーの土日休みに合わせたいとの思いから、転職を考えるようになりました。

ただ、休日以外に仕事上での不満はなかったことと、他の職種を経験したことがないことから、近い将来自分の希望や適性に合う仕事が見つかるか不安な気持ちを抱えていました。

「同じ場所で同じ作業を繰り返すようなお仕事より、動きがあって、かつ人とコミュニケーションを取れるお仕事の方がいいなと何となく考えていました。ただし、土日休みを希望すると接客業は難しいと思ったため、自分に合うお仕事はどんなものがあるのか、ちゃんと見つかるのか不安だったのです。」

福てんの無料相談に訪れたEさん。話をした福てんの担当コーディネーターは、接客業で培われた、相手の表情から気持ちを汲み取る力を感じ取りました。

そこで担当コーディネーターが提案したのが営業職です。「あなたのコミュニケーション力を大いに活かすことができる。土日休みの求人も多い。」と伝え、応募書類の添削や面接の練習などで、Eさんのサポートと後押しをしました。

 

そして選考を経て、Eさんは大手保険会社の企業向け保険プランナーとして新たなキャリアをスタートさせました。

「企業向けに保険商品の提案をするお仕事をしています。いわば法人営業です。保険業界は全くの未経験だったため不安はありましたが、しっかりした研修があり、事前に知識をつけることができました。また土日休みのためパートナーとの予定も立てやすいのが嬉しいです。」

「会社の社長さんとお話をすることが多く、最初は緊張しましたが、前職で培った対人スキルを活かして堂々と渡り合えるようになりました。逆に自分の個人的な悩みも聞いていただけたり、お知り合いの会社を紹介してくださったりもして、人脈が広がっていく喜びも感じています。」

と、活き活きとした表情で語ってくれました。


いかがでしたでしょうか。

人の役に立つことに喜びを感じる、自分の好きなものや興味のある分野を商材として扱う会社で働きたい、自分の可能性に挑戦したい…など、営業職にチャレンジする切り口はいろいろあります。

 

福てんは、新しいチャレンジをしたい方を応援しています。

あなたの経験や希望を詳しくお伺いし、これからのキャリアプランを一緒に考えます。

ご相談をお待ちしております。

 

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人材コーディネーター 西川


 

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